RCCの天才!横山雄二さん(中国放送)は
出演されておりません!笑

監督は広島県出身の西川美和さん
原作は直木賞作家の佐木隆三さんの「身分帳」
物語は昭和ですが平成・令和の現代に
西川美和監督がアレンジされています。

虎狼の血では広島弁を。
すばらしき世界では福岡弁を。
役所 広司さん!方言、自由自在です♬

ほんとうに九州の人に見える。

役所さん演じる三上正夫は
元ヤクザで刑務所に13年間服役していた。
元ヤクザは娑婆に放り出されると
赤ん坊同然で無力。

三上正夫は元ヤクザで殺人者。
刑期を終え出所したが反社に世間は冷たい。
だが三上は何処か人間味溢れてて温かい。
周囲の人間も犯罪者と分かった上で付き合っている。

全く違う環境に生まれていれば
ヤクザにもならず事件も起こさず
ごく普通のおじさんさんだったのかもしれない。
そんな雰囲気なのだ。
三上の根は優しいのだろう。

印象的なシーンはいくつかある。
まず教習所のシーン。
ウインカー出す箇所で
ワイパーを動かしてしまう。
元ヤクザで外車に乗っていたから
ウインカーが逆位置だという感覚がない。

コミカルなシーンになり笑ってしまった。

必死に今の世界に馴染もうとする三上。
果たして彼は社会に受け入れられるのだろうか!?

社会のレールからはみ出してしまう可能性は誰にでもあるだろう。
事件に巻き込まれたり可能性はゼロではないと思う。
そんな時にこの世界は素晴らしいと思えるのだろうか。
映画を見て色々と感じさせられた。
世の中も捨てもんじゃない!って思えた。